お盆ハイクは擬宝珠山
天気予報は雨だった。
雨の中をポンチョ着て
のんびり歩こうと思って
鏡ヶ成にやって来た。
ところが雨を降らせるような雲が消えてしまった。
本降りの雨の中をジャバシャバ言わせながら
雫の滴り落ちる森を
写真を撮りながら
歩きたかったのにな。
なかなか考えていたようにならないもんだ。
道路に設置された温度計は20度を表示していた。
涼しくてちょうどいい。
濃い霧が掛かり目的の山は見えなかった。
たくさんの踏み跡があるのを見て、
漠然と経路を思い描いていた。
歩き始めて直ぐに良い意味で裏切られる事になった。
この先何度も通いたくなる素敵な道のりが待っていた。
紅葉したら家族で歩きたいと思った。
草原にたくさん見えた道のどれかを
辿って行くのかと思っていたが、
すぐに道は森の中に切り替わった。
霧に濡れた葉っぱは
ワックス掛けたようにテカテカ✨
霧が掛かると
見通しが利かなくなるのが
なんか嬉しい
ここは熊の心配もしなくて良いのがいい。
って安心してたらまずいのかもしれないけど。
物凄いエレガントな道だなぁって感動しながら歩きました。
段差が無いに等しい。
足を取られそうなコロコロ石も無い。
広すぎない道幅。
ブナの木々と鳥の声。
たまに目に鮮やかなペリー類があって
絶対紅葉したら家族と歩きに来なきゃ!
秋になったら真っ赤な実がパカーンとなるヤツかな?
隣の象山と比べたら、
擬宝珠山の方が断然好きな雰囲気に満ちてる!
象山の時もそうだったけど、
晴れた日はどんな景色なんだろうなぁ
この道は木漏れ日の中も
間違いなく素敵に違いない。
たまにお花も撮りながら
結局雨は降らないのね、
と思いながら
美しい森の中を進んでいく。
緩やかな九十九折の優しい道のりが続く。
山頂まで一貫して穏やかな道のりだった。
山頂碑にはカタクリのフォトプレートが付いている。
地図のルート上にもお花畑マークが付いている。
よほど咲かないとお花畑マークって付かないから、
咲く頃にも来てみなきゃ!と思った。
この花の香りが辺りに漂っていた。
とっても良い香りがしていた。
帰りは象山の方へ向けて稜線を下ります。
尾根にはマツムシソウの蕾がチラホラ
by mizuho41069
| 2017-08-23 21:37
| 大山