春の女神に拝謁ギリギリセーフ!大江高山
2015年4月18日 大江高山・山田コース往復
今年の大江高山への訪問はチョット遅かったみたい。
去年は4月12日に行ってました。
その日でも間に合うかな?って感じだったのに更に1週間遅くなってしまった。
先週末行きたかったけど所要で行きそびれて、
絶対今度の週末こそ行くぞ!って意気込んでいました。
晴れてくれたのは良かったけど、
お蔭でチョウは元気良すぎて飛びまくってなかなか静かに止ってくれず、
見てる分には良かったけど写真に収めるのにはチャンスが少なく難儀しました。
春の花はどんどん咲き進んで、
もうどのお花も盛りを過ぎていました。
ミスミソウに到ってはすっかり終わってて影も形もありませんでした。
チョウチョも活動が活発になってたので羽がボロボロになった個体ばかり。
女神様(メス)はイカリソウに止ったこの一枚目のにしか撮影の機会が巡って来ませんでした。
そそ、この調子だとこの春はイワウチワも見逃してしまいそうな勢いです。
去年の今日行ってましたが、その時点でもうピーク過ぎていたようでしたし。
なんだか今年は色々タイミングを逃して残念です~~
FUJIFILM X-M1 + XF10-24mmF4 R OIS
FUJIFILM X-A1 + XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS + MCEX-16
前日の晩、会社の飲み会の幹事だったので、
帰りが遅く朝ちゃんと早く起きれるのか心配でしたが、
最初に目覚めたのは午前2時半でした・・・・(-_-)
二度寝、三度寝という微妙な睡眠になりまして、
結局普段会社に行くのとおなじよ~な時間に出発しました。
大江高山のハイシーズンにしては遅い出だしになってしまったので、
駐車場に停まれないかもしれない不安がありました。
しかしちっとも車が路駐していませんでした。
現地に着いたらわずかに一台の車が停まっているだけでした。
やっぱり今日という日自体が出遅れだったのではないかと、そう感じました。
しかし気持ちのいい晴天ですから気分良く歩き始めました。
でもしばらく行くうちにお腹が痛くなって来て、今日はもう帰ったほうがいいんじゃないかというザンネンな状況に陥りました。
ゆっくり歩いてるうちに収まってくれますように!と暗い気持ちで進んで行きました。
山桜はすっかり花弁を落とし、
ヤマエンゴサクはすっかり終了して影も形もありません。
うわー、こんなに終わっちゃってるなんて!と、ショックでした。
でもヤマブキの花がとても見頃だったので慰められました。
きっと帰りはさっさと歩いて写真を撮らないだろうと思い、
登りで出来るだけ出会った花を写しながら行こうと思いました。
そうしておいて良かった結果になりました。
この日の帰路は途中で出会った人たちとずっとおしゃべりしながらノンストップで降りることになったので。
白系の蝶は品が良くて好きですね♪
これはスジグロシロチョウです。
そうそう、今回から望遠と広角の二台体制で臨んでおります♪
雪が降る頃~蝶が飛び始める間は、広角付けた一台で歩きますが、
お花や虫たち、小鳥を撮るにはやっぱり望遠で遠くからチャンスするのが便利ですからね♪
今回使用の望遠レンズは素だと1mくらいなので、
エクステンションチューブ使用で最短撮影距離を短縮するようにしました。
浅過ぎない視写界深度とクリアな描写です。
望遠とエクステンションチューブの組み合わせ、
記録写真にはもってこいの組み合わせなのではないでしょうか♪
さて調子も戻ってきて、これならこのまま行けるかも!という感じになりました。
そして続々と後続の方が現れては先へと行かれていました。
やはり晴天の週末、それなりに訪問者は多いようです。
今日は今まで来た中で一番遅い時期にここに来ました。
終わった花も多く寂しさも感じましたが新しい出会いもありました。
それがこのフデリンドウでした。
そこここに透き通ったブルーが顔を覗かせていました♪
古代の神殿の回廊を歩いてるような気分になれる場所♪
林床に咲くミヤマカタバミの花をここの訪問の楽しみの一つにしてるけど、
一輪の姿も見ることが出来ませんでした~~
春の花は季節を駆け足に過ぎて行く~~
これぞまさにつづら折れの道をヨイショヨイショと進んで行く。
地道に高度を上げながらも見る楽しみの一つがスミレの花ですが、
なんか少なくなってるし、盛りを過ぎた新鮮味に欠けるお花が多く感じました。
お花には悪いけど、もっと瑞々しい咲きたてを写したかったな~~
もっと綺麗なのもあったのに無造作に撮ってしまった・・・。
蜘蛛の巣張ってる!(^^ゞ
ヒゴスミレちゃん。
今日はこの子について出会う人に良く聞かれました。
エイザンスミレかヒゴスミレどちらですか?と。
これは葉の根元が5つに分岐してるからヒゴスミレと思います。
この山じゃ珍しい純白の個体。
樹上に根を張る株がありパチリ☆
ホッと一息、六合目。
さて、ここより先はそろそろギフチョウに出会う事が出てくるはず。
お花が想像以上咲き進んでいたので下がり気味なってたモチベーションも高まります!
そういえばイカリソウもまだまだ綺麗なのをたくさん目にすることが出来ました。
スミレと同じく、勢いはだいぶん落ちてきていましたが。
このお山は桃色~紅色がほとんどで、白っぽいのは少数派。
登山口では散っていた桜も、山の中ではまだ綺麗に咲いてる木も見られました♪
尾根歩きになるとギフチョウの舞う姿を見かける頻度が高くなって来ました。
舞う姿を見ると、着地点を目で追ってしばし固まって待ちます。
ギフチョウ、数は相当飛んでいるんです!
でもみんな元気いっぱいに飛びまくってちっとも舞い降りてくれません。
何度も機会をうかがってじっと固まってチャンスを狙うんですが、
近付くと察知されてシュッと逃げられる・・・。
そんなことの繰り返しでなかなか先に進むことが出来ませんでした。
と、その時が来ました!
はわわわわわ!!とカメラを構えました!
イカリソウに女神様が来てくれました!
このチャンスを逃してなるものかと必死でパチリ!!
もっと接近して、
もっといい角度で、
もっといいのが撮りたいっ!
・・・と心の中で、うおおおおー!と叫びながら更に枚数を撮りたい!と動いたら、
ひらりと飛び立ち手の届かないところへ去って行きました。
この日、ギフチョウが花に止ることに遭遇したのはこの時だけ。
でもそのワンチャンスをなんとかゲット出来たので良かったです♪
尾根に出てから779mピークまでの区間は、
チョウチョに会う確率がとても高いと感じます。
ギフチョウだけじゃなくてコツバメも飛んでて、
両者がぶつかり合う場面も何度も目にすることが出来ました。
コツバメも写して帰りたかったですが、
止ってるところにギフチョウが付近を飛ぶと、
縄張り意識丸出しで飛び上がるのでギフチョウ以上に撮影のチャンスを掴むのが難しかったです。
もうみんな羽根が傷ついた個体ばかり。
活動もピークという感じで飛ぶ勢いがとても速かったです。
ひらりと春風に乗って舞う姿はたまらなく優雅だったし、
仲間が現れると錐もみ状態になって空高く舞い上がるし!
目の前に十数頭が乱れ飛ぶことも。
お昼に近づくにつれ割と登山者の行き来がある中でも、
チョウは人間などお構いなしに飛びまくる状態になっていました。
779mピークは大勢が休憩中だったのでスルーして先に進むことにしました。
個人的にこの先から続く釣り尾根の道の状況が大好きです♪
ミスミソウは影も形もなくて、完璧に今シーズンは見逃しちゃうことになりました。
この調子じゃイズモコバイモも会えないかも・・・と目を凝らしながら歩いてると、
ギフチョウが地上に降りてきました♪
撮った時は気が付いてなかったけど、なんとこの写真にイズモコバイモが写ってた!
その後、前の写真とは別の場所2カ所で咲いてるところを発見♪
何とかこの春もここで見られてよかったです♪
そしてようやく山頂へ♪
他の登山コースから来られた方々も大勢いて、大変賑わっていました。
しかし私は特に何か食べるとかせずあっという間にUターン!
帰り道は春から初夏へと変化する様子を納めつつ、
ギフチョウを写すチャンスが来るよう願いながら歩いて行きました。
今回はミヤマカタバミとの出会いも無きに等しかったのが心残りでした~~
シダのぐるぐるもずいぶん解けてきました。
ツクバネソウは次週には咲き始めそう♪
っとここで、初めはギフチョウか?と勘違いしたキアゲハがひらりと。
この子、逃げなくて。
逃げてもすぐ前の前に舞い降りるサービスの良さ!
まだ新鮮でどこも痛みが無くて綺麗だった~~
こういう状態のギフチョウが撮りたかったけど、
そうするにはもっと早い時期に来なくてはダメだと今回痛感しました!
帰路は途中で知り合った方達とおしゃべりを楽しみながら写真も撮らず、
ただひたすらテクテクと下るという構図になりました。
その道中、バイモの咲くところがあるんだよ♪と教えてもらいそこに案内していただきました。
初めて見るバイモ。
思っていた以上に大きいお花でした。
なるほどコバイモは確かに「小(こ)」だな~と納得!
そこはちょっとした群落になっていて、
へぇー来年からはここもセットで来なくっちゃ!と思ったのでした。
今回は出遅れた事で新たな発見や出会いもあり、
なかなか充実の訪問になったと思います♪
でもまた来年ここに来るとしたら、
ミスミソウガまだ咲いてて、ギフチョウも飛び始めて間もない頃に来ようと思います。
by mizuho41069
| 2015-04-20 22:13
| 大江高山