
2014年3月22日 男三瓶山(姫逃池コース往復)前編です♪
三連休の初日は天気が悪いから、
連休中日に山に行く計画にした。
当日になっても大山に登るつもりでいた。
気持ちと裏腹に体調はイマイチ。
咳が勢いを取り戻して、
苦しくてしょうがない。
週末の休み前になると、
同僚たちから、風邪が酷くなるから山に行ったらダメよ~!と言われ続けていた。
この連休前も、まだ行ったらダメよ~!と口々に言われて返事を濁した。
でもどうしても行きたかったんだなぁ!
きっと今季最後の、最高の舞台が待っている!
でも冷たい空気を胸一杯吸い込み続けたら、
もれなく肺炎になっちゃいそう・・・
止まらない咳に、
車に乗ってから行先を変更した。
向かったのは三瓶山。
山頂付近の木々が白く朝日に輝いていた。
FUJIFILM X-M1 + XF10-24mmF4 R OIS

前回来た時には1mはあったアプローチの雪もすっかり消えました。
前日までの雨はここでは雪になったらしく
新鮮さのある雪の白さが嬉しい♪

今回も姫逃池コースから。
山頂付近の樹氷がそこに行くまでもちそうなコースと言えばという事で。

階段も現れ出て
春の気配を濃く感じます!

まばゆい光が嬉しい!
だけどその分頑張らないと!
樹氷が光に振り落とされる前にそこに行かなくちゃ!

広場に到着。
あの分厚く積もっていた東屋の雪も無くなっていた。

ここで幹に雪の付いた状態を見れるのも
きっと今日が今季ラストになるに違いない。

ゴッホゴッホ咳をしながら何枚も撮った。

広場を過ぎると、
雪の厚みも増して、
ズボズボ具合も増した。
それまで登山道通りにあったトレースが直登に変化した。
勢いよくステップを踏むと思いっきり沈む。
と、ここで下山して来る二人連れの方とすれ違った。
日の光に照らされて、
雪玉が斜面をひっきりなしに転がり落ちてくる。
それがどんどんトレースをかき消して行った。
トレース上を尻セードで均した箇所が時々現れて苦労した。
ひたすらまっすぐ上に向かうのと、
滑り台のようなトレースにキックステップが続いて、
咳も出てしんどいのでアイゼンを装着して先を急いだ。

とめどなく出る咳にゴホゴホと、
小刻みに休憩を取りながら
やっぱり大山行くの止めといて正解だったわ~~
と、しみじみと感じていた。
その時、前方に野ネズミがいるのが見えた。
私に気が付いて走り去る姿に心がホワ~ンとした。
可愛いもの見れてラッキ~~♪
いいもん見れて今日はそれだけでもめっけもん♪と喜んでいたら
しばらく進んだところでさっきの個体に再び出会った。
矢印はその子の足跡♪

画面中央に茶色い毛玉ちゃん~♪
こういう時に限って超広角レンズしか付けていないって何の法則~~???

逃げられるって分かっていたけど
近づいたら溝に逃げ込んだ!
でもこっちに走って来る!!(矢印のとこに背中が見えてマス!)

私を木だと思ったのか?
靴の方に来てフムフムして来た!!!
ぐはーーーーかわゆすーーーーーー!!!

身をかがめてもっと大きく写そうと動いたら、
ビックリして走り去って行った。
一瞬の出来事だったけど、
すごくハッピーなひと時だった♪

本日は冬ならではのコース取りなので、
距離的には短く、
でも歩く傾斜は厳しさもあった。
雪崩ポイントの沢をトラバースする位置はグーンと標高が上がってからになった。
沢を渡りきるあたりで、
先行するアイゼンの足跡の主が下って来るところとすれ違うことになった。
アイゼンの足跡って一人分しかなかったからきっとその人だろうと思う。
その方の足取りは、余分なところに力を使わずに行く足の置き方だった。
力任せにぐいぐい行ってしまうんじゃなくて、
無駄な力を使わせない、
雪道を歩き慣れた感じというか。
辿りながらいい勉強させてもらいました。

樹氷が付いてる辺りまで、
樹氷があるうちに辿りつけそうだ。
深い傾斜も雪の季節はなんともない♪

この山じゃ有名な「あと5分」の標識。
とても5分じゃムリ!という事で、
十の位に「1」と傷がつけられて「あと15分」になってる。(^m^)
ここまで来たらあとは比較的平坦な道のりだ♪
さぁ山頂はすぐそこ♪
だけどここから山頂までが今日私の求めていた世界なのだ♪
・・・後編につづく・・・